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定番の八角膳を鉄媒染で仕上げました。
鉄媒染は木材に含まれるタンニンと反応して黒色を発色させる塗装法なので樹種によるタンニンの量によってその濃度に違いが出ます。
塗料による着色とは一味違った雰囲気で木目も生かした仕上げになります。
こちらのナラ材ではわりと黒に近いですが真っ黒と言うほどでは無く、木の自然な上品さがあり、食器や食材も一段と映えると思います。
※質感に深みがあるため光の具合によって違った色味に見えています。
持ち上げに便利な手掛けや手先にフィットする曲面の縁などは弊工房の定番卓上膳のデザインと同様です。
サイズ:30cm×30cm×2cm
材料:ナラの無垢材
塗装:鉄媒染後、植物性オイル(クリア)
~輪染み、水垢対策~
〇オイルは浸透して木地を保護する性質のため、他の塗膜が付いた塗装と比べると耐水性には劣ります。
ご使用後は乾拭き、または水拭き後、乾拭きをして水滴を残さない様にしてください。
また、水滴の付いたコップなどを長時間置きっぱなしにした時などには、輪染みとなって痕が目立ってしまうことがありますのでお気を付けください。
そんな時はその後しばらくはご使用の度に(シミ部分のみならず)全面を水拭きすることで、徐々にシミを馴染ませるようにすることをお奨めいたします。
※使い始めは若干、色落ちがあることもありますが、徐々に落ち着きますので、それまで、特に水拭きに使用する布巾は専用のものを用意することをオススメします。
〇直射日光、エアコン等の強い直風は避け、食器棚などにしまう際はよく乾いてから保管してください。
~オイルメンテナンス~
長く使用を続けていくと、徐々に表面がパサついてくると思いますが、
定期的に、または気になった時点でオイルを塗布すると、より良い状態で長持ちすることにつながります。
その際、亜麻仁油や桐油などの植物ベースのオイルをご使用されることをお奨めいたします。
(弊工房でも亜麻仁油、桐油を主体とした自然オイルを使用しています。)
その他、メンテナンス等でご不明な点がありましたら、弊工房へお問い合わせ下さいませ。